>> P.*0
2011年6月30日、原告50人が国を相手に歴史上初めての最賃裁判に立ち上がりました。その後、原告は続々と増え102人になり、今も原告に名乗りをあげる人が増え続けています。時給千円未満で働く原告が毎回の法廷に立ち、直接国に向かって命を削って働き生きる実態を告発し、現行の最低賃金の違法性を訴える。今までにない迫力、緊迫感、そして法廷いっぱいに広がる怒り。 門前払いで1、2回で終わると思ったら、難関を突破し、今や7回の裁判期日を経ていよいよ本丸の「日本の最賃額を先進国最低レベルに押さえつけている『厚生労働省の最賃額算出5つのごまかし』」の審理に国を引きずり出しました。 当事者である原告へのマスコミの注目と反響が大きいのも驚きでした。 このパンフをお読みいただき、裁判の意義を深め、更なるご理解とご支援をお願いします。また、一緒に裁判に立ち上がる地方・地域の仲間の一助になればと願っています。編集責任者 福田 裕行(神奈川労連副議長)編集委員 岩森あかね(最賃裁判原告、神奈川労連事務局員) 岡本 一(NPOかながわ総合政策研究センター) 水谷 正人(神奈川労連議長) 山田 浩文(神奈川労連事務局長) 1.最賃裁判とは2.原告の訴え3.最賃裁判の意義4.最賃裁判Q&A5.裁判準備と提訴後の経過と到達点6.弁護団からのメッセージ7.サポーターからのメッセージ8.新聞、テレビ等のメディアの報道の模様9.全国一律最低賃金制度の法制化への展望10.マンガ「まともな生活ができていますか」(2011年5月発行) ※最賃額など数字は2011年5月当時のもので現行とは差異があります。1248121416212425目次はじめに