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2009年11月1日

ハローワーク前アンケートに100人超が回答(1)

切実な声、深刻な実態が明らかに

中国などの外需を頼りにして、一部大企業などは生産が上向いているとの報道があります。しかし、失業率は5.5%、失業者数350万人以上と、雇用の状況は最悪の状態が続いています。神奈川でも有効求人倍率0.38倍と、「仕事を探しても見つからない」状況です。年末にむけて、「派遣村」が再現されるのではないかという心配の声も上がっており、政府・行政による緊急の対策が求められています。実態・要求を把握し、年末にむけたとりくみにつなげるために、特別体制チームと地域労連が協力をして、ハローワーク前でアンケートを実施。これまでに4か所で100人以上から回答を得ています。寄せられた切実な声・深刻な実態を紹介します。

10月の中旬から、藤沢・小田原・平塚・厚木の各ハローワーク前でアンケートにとりくみ111人から回答を得ています。今後も大和・相模原・横浜などで実施が計画されており、最終的にはすべてのハローワーク前で実施することをめざしています。

製造業の“非正規切り”

回答してくれた方の年代は、30~60代でばらついています。60代の方が21%もおり、「生活のために働かざるをえないが、職がない」という実態がうかがえます。
失業する前の仕事では、「製造業」がダントツ。昨年末から製造大企業が強行した「非正規切り」の影響が如実に表れた結果です。実際に対話した人のなかには、いすゞや日産で働いていて解雇された方がいました。
働いていた時の雇用形態では、正規と非正規が半々です。非正規のなかでは派遣労働者がもっとも多く、話を聞くと、「契約途中であったが解雇された」など違法なやり方をされている方も多数います。また、雇用の危機が正規労働者にまで及んできていることがわかります。②続く

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