ビッグチャンスを現実に
情勢について、「そのとらえ方が大事」と述べ、「要求を大きく前進させる“ビッグチャンス”。チャンスを現実にし、おおもとから私たちの要求を実現する運動に大胆に挑戦していく情勢」と指摘。そして、「今の不況は『天災』ではなく、マネーゲームに狂奔した大企業・大金持ちと、それを支援してきた政府に責任がある。労働者や中小零細企業がその被害を受けたり、その影響に耐える必要はまったくない。大企業に社会的責任を果たさせ、政治を変革しながら、行政に本来の役割を発揮させる情勢」と強調しました。
1年間の運動の基調として、「誰もが健康で文化的に生き働ける社会の実現、ナショナルミニマムの確立、平和な日本の実現」、「組織拡大こそ最大の要求実現闘争、組織拡大・強化」、「要求実現選挙のとりくみ」の3つを提起。
組織拡大では15000人の拡大・3000人の実増を目標に、秋と春の拡大月間や、地域労組づくり・発展と地域組織の強化、非正規労働者の組織化、労働相談活動の強化などを提起。憲法闘争の強化や、10春闘、社会保障闘争、税金闘争、人間らしく働くルールの確立など、具体的な提案を行いました。
また、10月25日投票で行われる川崎市長選挙について全力でとりくむことを強調しました。
テレビ局が初めて取材・報道
この間の運動もあり、大会についてマスコミも注目。初めてTVKのカメラが入り、また、神奈川新聞も取材し、当日のニュースや翌日の紙面で報道されました。
大会には多くの来賓に参加していただき、全労連・小田川事務局長、県商工労働部・藤井副部長、川崎民主市政をつくる会・岡本市長予定候補、中央労働金庫・相川副本部長、日本共産党・はたの君枝さんから挨拶をいただきました。
全労連大会で「全労連共済」の発足が確認されたことにともない、神奈川労連規約の改正が必要になったことから、規約改正案が提案され、投票の結果、全員の賛成で承認されました。
また、「秋から年末のとりくみ」、「会計処理規則の改正」、「副議長・幹事の交代」「08年度決算」、「会計監査報告」、「09年度予算」についても確認されました。
大会スローガン、大会宣言も拍手で確認され、最後に水谷議長による団結ガンバロウで大会を終了しました。