金融庁の報告書と、政府の対応が大きな問題となり、年金制度が参議院選挙の争点にもなりました。
しかし、「私は年金がいくらもらえるの」、「2000万円って本当なの」、「受給を先延ばしした方が得なの」など、年金制度について様々な疑問や不安を持っている方も多いと思います。
社労士イレブン
疑問や不安に応えるために大活躍しているのが、年金者組合の「社労士イレブン」の面々です(実は12人。ゴロが良いのでイレブン)。毎月定例の「年金なんでも相談会」を開催し、相談にのるとともに親身に支援も行って、年金の支給を実現させるなどしています。
ある女性は、離婚した元夫が末期ガンになったため、また一緒に暮らし始めました。2年後に元夫は他界しましたが、籍を戻していなかったため、遺族年金の支給が認められませんでした。年金相談に行き、社労士イレブンの支援を受けるなかで、「年金決定通知書」が届き、涙が止まりませんでした。
また、「年金受給資格がない」とあきらめていた方が、相談するなかで受給資格があることがわかるケースもあります。年金者組合では、気軽に相談会を活用してほしいと呼びかけています。
現役世代の問題
同時に強調しているのが、このままの制度では「一番被害を受けるのは若い現役世代の労働者」ということです。「マクロ経済スライド」によって、実質的な年金額がどんどん削られます。
放置しておけば、制度は残るが労働者・国民の生活は破たんすることになります。また、国民年金は今でも水準が極めて低く、生活できる水準ではありません。
生活できる年金制度をつくるためには、現役世代が関心を持ち運動を進めることが決定的です。神奈川労連は年金者組合と協力し、各組織に年金学習の開催を呼びかけています。社労士イレブンのみなさんが、関心に応える形でお話しをします。年金者組合までご連絡ください。
年金なんでも相談会
日時:8/13、9/10、10/8、11/12、12/10
いずれも13:00~16:30
場 所:年金者組合県本部事務所
問合せ:045-663-4061(年金者組合)