7月19日、全国の公害被害者の仲間がとりくむ、「公害被害者総行動」に連帯して神奈川でも1日行動をとりくみました。県内の6つの公害被害者や住民団体が、県や横浜・川崎市、国、企業などへの要請や、早朝宣伝、昼休みデモを行いました。
今も数千人の避難者
当日は、「福島原発かながわ訴訟」の結審日でもあり、多くの市民も参加しました。東日本大震災から8年、横浜地裁での提訴からは5年余となります。
今も、ふるさとを奪われた数千人の被災者が神奈川で避難生活をしています。家族などの尊い命が失われるなか、国の支援や東電の賠償も打ち切られ、謂われなき差別や偏見などによって苦しみ、くらしの礎も奪われています。
被災者は、「原発事故は、なにも解決していない、『フクシマ』を忘れないで」と訴えています。
判決は来年2月20日
原告や弁護団は、多くの支援者の「民衆の歌」に送られて裁判所に入廷。昼休みの時間帯には、裁判所や東電、県庁前を、「ふるさとを返せ」、「国や東電は責任を果たせ」と怒りに満ちたコールで、デモ行進しました。音楽や歌、踊りなども取り入れた300人の行進は、ビルの窓から手を振る労働者など、沿道からも大きな激励を受けました。判決は来年2月20日に指定されました。
この日の行動には、建設アスベスト、道路、ぜん息、有機溶剤などによって公害被害を被った仲間が参加し、協同して補償や救済などを求める要請などを行いました。
結審の法定にむかう「原発訴訟」原告団と支援者