神奈川労連の第25回定期大会が9月12日、建設プラザかながわで開催され、代議員・役員・来賓・傍聴など約180人が参加しました。大会では、総選挙後の新たな情勢のもとで、大会方針案を補強する積極的な発言が相次ぎ、参加者が確信を深めるものとなりました。議案はすべて承認され、今後1年間の方針・予算を確立しました。
09年度運動方針案について、山田事務局長が提案。はじめに「神奈川労連が発足して20年。『非正規切り』に対し、労働者を組織し闘ったことにより、かつてなく社会・県民・労働者・マスコミなどから注目を集めた。総選挙の結果など、情勢や世論の変化は、20年にわたる私たちの運動がつくりだしてきたことに確信をもとう」と強調しました。
そして、「すべての労働者・国民から頼りにされる労働組合、広範な労働者が結集する労働組合へと、質的量的に発展することをめざそう」と呼びかけました。
勝ちとった貴重な成果
1年間の運動の貴重な成果と教訓について、10点にわたって報告。組織拡大については、厳しい情勢のなか各組織が奮闘し、1年間で11652人の仲間を迎え、昨年から1078人実増したこと、組織現勢が10万2009人となり、過去最高まであと1千人弱まで近づいていることを述べ、「来年1月13日の20周年を必ず過去最高現勢で迎えよう」と訴えました。
また、自治体に制度の改善・創設をさせたこと、大企業に社会的責任をせまるとりくみ、3年連続2ケタ引き上げを実現した最低賃金、社会保障費2200億円削減をやめさせたこと、核廃絶でのオバマ大統領の発言、総選挙・横須賀市長選挙での奮闘など、運動によって、要求が前進し大きな成果が勝ちとられていることを強調しました。②に続く