神奈川労連では、10月~12月を「秋の拡大月間」と設定し、とりくみを進めています。11月28日現在、約3000人の仲間が組合に加入しています。神奈川労連大会では、昨年に続き2年連続で組織増勢を達成することを最優先の目標に掲げました。すべての組織が増勢となるよう、残る期間を奮闘しましょう。
建設労連は11月15日まで秋の拡大月間をとりくみ、2601人の仲間を迎えました。拡大率4・85%、拡大目標に対する達成率は62・74%という成果でした。
対象者は仲間のなかから
突然の解散総選挙や、アスベスト訴訟での10月の高裁・地裁判決など、組合の総力を挙げたとりくみのなかでの月間でした。社会保険未加入問題で大きく前進した春の拡大月間を引き継ぎ、法人事業所対策の強化と若年層の掘り起こしを軸とした次世代対策を全県の課題として、年間実増1%の土台をつくる月間としてとりくみました。
事業所訪問を通じて新加入事業所の定着、事業所に勤める従業員・労働者への組合の浸透をはかり、「新組合員は対象者の宝庫」、「対象者は仲間のなかから」を合言葉に、事業所・組合員訪問が旺盛にとりくまれました。
建設産業が大きな変化の時代をむかえ、建設労働者の処遇改善・賃金引き上げと、建設産業の民主化が喫緊の課題になっていることを認識し、「秋の拡大月間」の成果を確信にして、さらに運動を強めることにしています。
50番目の支部誕生
年金者組合は、11~12月を「仲間増やし月間」に定め、組合員11000人への到達を大目標にとりくみを進めています。
11月の県本部執行委員会で、支部の規模別に5つのグループに分かれて、目標を達成するためのとりくみなどを全員が発言し、意思統一。目標達成を競い合う支部も生まれています。
年金者組合の魅力は何といってもサークル活動。カラオケや、健康ウォーキング、民謡、ハンドベル、健康マージャン、編み物、「寅さん全部観る会」などなど、サークルに誘いながら仲間を増やしています。横浜みなみ支部と戸塚支部は目標をすでに突破し、戸塚は最高現勢となっています。
月間をとりくむなかで、50番目の支部となる「綾瀬支部」が11月11日に誕生しました。大和支部から独立したもので、スタートは23人の組合員。結成総会には、近隣支部や県本部からもお祝いが駆けつけ、「大きな支部にしていこう」と意気高く船出をしました。
加入率90%マニュアル
県国公・全労働では、10月に中途採用された新人6人全員が組合に加入しました。成功のポイントは、これまでの全国の拡大行動の成功や・失敗を専門家も交えて分析し、本部が作成した「誰でもできる加入率90%マニュアル」通りに、新採用者に働きかけたことです。マニュアルには「その場で加入。さらば!苦悩の日々」とのサブタイトルもつき、組合説明会の「完全原稿」がついています。「この感動をあなたにも…」と呼びかけ、多くの組合員が拡大に踏み出せるとりくみを進めています。
自治労連では、非正規労働者の処遇が今後変わることもあり、不安から組合に加入する例が生まれています。港湾労組では、労働相談から4人の組合員が加入し1分会が結成されました。また、昨年に1人で立ち上げた分会では継続的に拡大を進め7人に到達しています。ユーコープ労組は、新しく結成されたグリーンピア分会をはじめ170人を超える組織化を進め、JMITUや化学一般では、4月に入社した新人が試用期間が終わったことを受けて加入を訴え、職場で組合員を拡大しています。
無期雇用転換を知らせ
地域においては、来年4月から対象者が生まれる、有期雇用から無期雇用へ転換できることを知らせる宣伝行動を行っています。
調査によっても多くの有期雇用労働者がこのことを知らないため、宣伝のなかでも「どういうことですか」と尋ねられるなど対話が進み、チラシもドンドン受け取られていきます。
神奈川労連では、4月にむけてこの問題での宣伝を強め、組織化をめざす具体的な作戦を実施することにしています。