「日本最大の成長産業」ともいわれている宅配業界を代表してきたヤマト運輸㈱で宅配便の配送業務に携わってきた2人のセールスドライバーから長年の長時間労働・不払い残業について申告・是正させたいと、神奈川労連・労働センターに相談が寄せられ、代理人を通じて不払い残業代の請求をヤマト運輸㈱に対し行い、同時に労働基準監督署・神奈川労働局に申告・是正指導を求めてきました。申告内容は、不払い残業代の請求、休憩時間の確保、長時間労働の是正、トラック運転者等の労働大臣告示の履行調査と是正です。
横浜北労働基準監督署は8月25日、労働基準法第34条、第37条違反があったと未払い労働の是正勧告を行いましたが、ヤマト運輸㈱から提出された改善計画が不十分であるとして再度提出を求めています。さらに、長時間労働(労働基準法32条)についても調査等を行っているようです。
神奈川労連・労働相談センターは、申告した内容は全社的に行われている可能性も考えられるので、厚生労働省が主体となって調査等を実施するよう求めています。また、トラック運転者等の労働条件の改善に向けて引き続きとりくみをすすめます。
11月16日の記者会見では、多くの報道機関から取材を受けました。一部をご紹介します。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161116/k10010771821000.html
https://www.bengo4.com/c_5/n_5357/
しんぶん赤旗2016.11.17