私たち神奈川労連は今年1月に20周年を迎え結成時7万5千人から10万3千人に組織は大きく成長しました。
そして、念願であった県労働委員会の労働者委員を獲得しました。
また、労働審判員の増員、最賃の引き上げ、公契約条例の川崎市での制定、平和のとりくみや非正規争議での前進などを勝ちとっています。
この歴史的前進の上に立って今後の運動で特に強調したい点の一つは「組織拡大強化3か年計画」の決定と全面的な実践です。
それぞれの単産と地域組織において実態をリアルにつかみどうしたら困難を克服し改善できるのか真剣で深い議論を行い着眼大局・着手小局、具体的手立てをもった拡大強化計画をつくり気概と展望をもって力を尽くしお互いに成果をあげたいと思います。
二つ目は、権利としての憲法25条・26条国民生活の最低限保障、ナショナルミニマムの確立です。
憲法水準の生存権・教育権ルールがあれば貧困や格差は解消され、内需拡大につながり、福祉社会に近づきます。
神奈川労連は、人間らしく生き働けるルールづくりに全力をあげ「地域主権」という名の社会保障・教育・福祉破壊と断固闘います。
来年は県知事選挙と一斉地方選挙があります。国と地方・地域の政治を憲法にもとづく政治に転換していくチャンスです。
チャンスとピンチに強い突破力を発揮して私たち国民・主権者の力で政治は変えられます。
歴史に学び歴史をつくる主人公はわたしたち一人ひとりです。
政治の閉塞感、長引く深刻な不況を労働者パワーで明るい未来が開ける政治・経済に変えていこうではありませんか。