第 16 回裁判報告 次回 10 月 22 日(水)10:30~
交代した石井裁判長に更新弁論。次回、国が「まやかしの逆転解消」に回答
今年の最賃引き上げ審議の山場となった8月4日。第16回裁判が開かれ、原告16名が参加し、傍聴支援者は120名で、84席の傍聴席はいっぱいになりました。当日は夏休みで、「自分でネットで調べてきた」という高校生グループも傍聴に参加しました。
今回は、小賀坂弁護団長、田淵弁護団事務局長、大川弁護士から、裁判長の交代に伴い、これまでの裁判の経過と歴史上初めての最賃裁判の意義について陳述する「更新弁論」がされました。最後に、弁護団から「時給1200 円でも生活保護申請すれば受給できることを国は認める一方、『逆転現象は解消』という。この矛盾についてきちんと文書回答を」と詰め寄り、石井裁判長の指揮で次回法廷で、国は答弁書を出さざるを得なくなりました。