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2025年4月1日

3・1ビキニデー 原水爆禁止を求めて結集

久保山愛吉さんのお墓

 2月27日から3月1日まで静岡市・焼津市で「3・1ビキニデー」がとりくまれ、川崎労連の吉根事務局長が参加しました。吉根さんの感想報告を紹介します。

1954年に

私は今回のビキニデーに川崎市平和委員会の代表として参加しました。
 1954年3月1日、マーシャル諸島のビキニ環礁で操業中のマグロ漁船『第五福竜丸』がアメリカの水爆実験に遭遇して乗組員が放射線被ばくし、無線長の久保山愛吉さん(当時40歳)が亡くなりました。
 このビキニ事件を発端に、全国で核実験への抗議が高まって原水爆禁止署名運動が広がりました。そして、3月1日にビキニデー集会が毎年行われるようになりました。この集会には、日本のみならず世界中の原水爆禁止を求める人々が結集し、核兵器廃絶や被爆者とビキニ水爆実験被災者の連帯・交流などが行われています。
3-01_415号

活気に満ちている

 2月28日には、日本原水協全国集会が行われました。昨年、長年にわたって核兵器の非人道性と核廃絶の必要性を訴えてきた日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したためか、ビキニデーのとりくみ全体がとても活気に満ちているように感じられました。
 唯一の戦争での被曝国である日本の政府が核兵器禁止条約に署名・批准することを拒み、締約国会議にオブザーバー参加さえしないことへの強い批判、また、韓国の代表(労働組合の方)が発言で「力による平和は存在してはならない」と強く訴えたことに、とても共感しました。
 夜には、川崎市からの参加者10人と県平和委員会の2人で交流会を行い、集会や分科会の感想などを語り合いました。

墓参行進と集会

 3月1日は、焼津駅前からビキニ事件犠牲者の久保山愛吉さんのお墓がある弘徳院まで行進が行われました。川崎の仲間と一緒にお参りをしてきました。
 その後、焼津市文化センターで「3・1ビキニデー集会」が開催され、長崎での被爆の実体験や太平洋の放射線被害の全容解明と補償などについて学習。また、焼津中央高校合唱部と静岡うたごえ協議会のみなさんの合唱がとてもすばらしかったです。
 今後も核兵器廃絶・原水爆禁止運動をがんばりたいと思います。

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