11月16日に「首都圏の地域労組学習交流会」がおこなわれ、会場は参加者でほぼ満席になりました。
全労連も参加
この学習交流会は、コミュニティユニオン東京(CU東京)、埼玉ユニオン、新宿一般労組、全神奈川地域労組協議会が中心となり、地域の個人加盟労働組合の悩みや課題を共有するとともに、地域労組運動の重要性を発信していこうと企画されたものです。
当日は上記の地域労組に加え、首都圏青年ユニオン、千葉労連ユニオンからも参加がありました。さらに全労連や地方労連とも意見交換しようと話しが膨らみ、全労連をはじめ、東京、神奈川、千葉、埼玉、山梨の各地方労連からも参加がありました。
要求を社会化
学習交流会では各地域労組からの活動報告がされました。埼玉では、空白地域からの相談をきっかけに新たな支部が結成される経験が報告され、新宿一般からは学習講座やユニオンカフェなどの交流企画で結集をはかっていることや、最賃引上げと公契約条例の推進による賃金ボトムアップ運動の経験が報告されました。
首都圏青年ユニオンからは飲食店ユニオンを結成後、同業種からの相談が急増した経験や、非正規春闘の運動で記者会見やアピール行動で要求を社会化するもと、賃上げとともに組織拡大も進んだ経験が報告されました。
1800人の組織に
CU東京からは、春と秋に拡大月間をとりくみ現在組合員が1800人まで増えていることを報告。あわせて江東区の地域労組の経験が報告され、ニュースの定期発送、レク企画などでヨコのつながりをつくる努力や、他労組とも相談対応のノウハウを交流してとりくみ強化をはかっていることが報告されました。
全神奈川地域労組協議会からは、横浜北部地域ユニオンの資源リサイクル分会での継続的な要求実現運動と組織拡大の経験が報告されました。
その後も参加者から、相談事例や闘いの経験が報告されるとともに、こうした地域労組・個人加盟ユニオンの連携や固まりをつくっていきたいなど、今後にむけた積極的な意見も出されました。
最後に全労連や各地方労連の代表者からも意見を受け止めともに運動を進める発言がされ、地域での組織拡大と地域労組の大切さを共有できるものとなりました。