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2024年4月1日

ユーコープ労組がベア『1万円』の回答を引き出し

 3月13日の回答指定日などを中心に、各労働組合が春闘要求に対する回答を引き出しています。

非正規も子会社も

 昨年12月に年度末一時金の要求をめぐって、ストライキを決行したユーコープ労組は、必ずベアを獲得することを意思統一して今春闘に臨み、正規職員やLパート職員などについて、要求通りの「1万円のベースアップ」の回答を得ています。

 一般パート労働者については、「1500円」の要求には届きませんが、例年、最賃改定にあわせて引き上げられる時給を、6月から引き上げる回答を獲得しています。

 また、子会社や関連会社においても1万円ベアや時給引き上げなどの回答を引き出し、団体交渉でさらなる前進を実現して妥結した職場もあります。

時限ストを実施

 医労連・横浜勤労者福祉協会労組は、3月14日の全国統一行動に、執行部のメンバーらが時限ストを行い、回答内容の報告と引き続く闘いをよびかける門前宣伝も実施しました。

 横福協労組では組合員からの切実な声をうけ、5万円以上の賃上げを要求していますが、法人からは、「報酬制度の裏づけで支給検討しているため、支給対象が全職種に及ばない場合は、ベースアップは約束できない」と賃上げの明言を避けています。

 これに対し労組は、「報酬改定頼みでなく法人の努力も含めベアを実施すべき」と主張。ベア実現にむけて3月下旬の代議員会では昨年以上の全ストの提起を行うこととしています。

 また同日、執行部のメンバーは門前宣伝のあとに近隣の病院や介護事業所を、医療・看護の大幅増員を求める署名を持って訪問しました。訪問先では「人手いなくて本当に困っている」「やっぱり賃金上げないとね。人が集まらないよ」と対話になり快く応じてくれました。

各組織が奮闘

 港湾労組は、使用者を集めて集団での要求提出・回答交渉を実施。荷主から賃上げの原資を獲得することを、事前から強調してきたこともあり、昨年からさらに前進する回答を示す事業所もありました。

 一方で、極めて不十分な回答の事業所もあり、闘争体制を構えて今後のとりくみを進めることにしています。

 全労連・全国一般では、1万円以上の回答が2職場。JMITUでもいくつかの職場でベアを含め昨年を上回る回答を引き出し、また、初任給の引き上げも示させています。同時に、「ゼロ回答」などもあり、粘り強いとりくみが求められています。

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