神奈川労連は、10~12月を「秋の拡大月間」として構成組織に拡大運動のとりくみを呼びかけています。各組織においても月間や拡大目標などを決めてとりくみ、全体では11月下旬時点で、2,226人の新たな仲間が加入しています。
建設労連は1839人を拡大
常に全体を牽引する建設労連は、11月15日まで「秋の拡大月間・拡大祭り」をとりくみ、前年秋を67人上回る1839人の仲間を迎えています。拡大率は3・55%、目標達成率は61・53%で、5単組と神奈川土建の3支部が目標を達成しました。
コロナ感染が5類に引き下げられて初めての月間で、出陣式や決起集会、イベント、統一行動がコロナ禍前の水準でとりくまれました。行動参加者は9365人、組合員訪問は10057件、対話が10952件と、行動参加者を広げ、組合員に依拠し、対話を広げることで成果に結びつけています。
神奈川土建は、事業所訪問・対話を重点に、組合の働き方改革・インボイス対応などをアピール。また、行動への初参加者を広げ、将来の組合活動家育成に注力しました。横浜市連・建設横浜は、仲間の相談活動を軸に、昨年秋を上回る訪問・対話を展開。横浜建築職組合は、BBQイベントで加入書4枚の報告など、仲間が集まる場で拡大をアピールしました。
川崎の仲間は、青年協議会のフェスタ開催もあり青年対策を積極的にとりくみ。横須賀地区協は、各単組の奮闘で唯一地区協として目標の7割を超過達成しました。湘南地区協は、組合をまたいで拡大行動に役員が参加するなど、共に走る拡大を有言実行。湘北地区協は、4年ぶりの3桁の成果を達成しました。
新たに加入した仲間の定着もはかりながら、実増にむけて今後も奮闘していくこととしています。
対話しながら
自治労連では対話数も集約しながら、拡大月間にとりくんでいます。今年の新採用者も含め、正規職員の未加入と対話するなかで成果に結びついています。また、共済の活用やハラスメントの相談からの加入もあります。
年金者組合は、10~11月を仲間づくり月間とし、各支部が自主目標を決めてとりくんでいます。旭支部では、目標を達成するために、推進委員会を開催し推進ニュースを10月中に13号まで発行しています。役員・組合員のあらゆるつながりを出して議論し、行事に誘って訴え14人が加入。「みんなが動けば仲間は増える」と励ましあってとりくんでいます。全体でも月間に入って実増に反転しています。
ユーコープ労組のある職場では、いったん組合を脱退したシニアアルバイトの方が、雇用問題に関する職場での話し合いの場を設けるとりくみを通じて組合に再加入しています。
国内・海外のストライキなどが報道されるなかで、組合加入の相談もあります。労働者の関心も高まり、「組合に加入して、ともに要求実現しよう」の働きかけが重要です。