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2023年9月1日

アテネ・フランセ労働組合がストライキ「授業の質を支えるのは、労働条件の質」

アテネ・フランセは1913年創立の100年を超える歴史を持つ老舗フランス語学校で、日本を代表する文人たちが通った学校としても有名です。2022年秋に労組が結成され、横浜地区労に加盟しました。

雇用関係を否定

 労組は法人に対して「講師の労働者としての権利行使(年次有給休暇の取得や契約の無期転換申請など)」を認めるよう求めてきましたが、法人は「講師との契約は業務委託だ」として雇用関係を否定しています。さらに法人は組合員の一部に対して、「新契約書に合意しない場合8月末日をもって契約終了と見なし、以後授業を与えない」と通知してきました。
 新契約書は「今後の労働者性は認める」としながらも、「最低労働時間」を保障せず、講師を3か月先まで拘束しておきながら、「生徒数が少なく閉校された場合も一切の補償はしない」という驚くべき内容でした。

 法人は講師を「業務委託契約」としながら、「雇用調整助成金」は受給していました。また、労働基準監督署による2件の是正勧告(賃金未払いと有給取得妨害)にも従わず、労働基準監督署は最終的に是正が行われなかった「未是正」と判断しています。

生徒や卒業生が支援

 労組は残された時間も少なく、法人が要求に対する回答を期日内に出さなかったことから授業におけるストライキを8月24日に実施しました。

 ストライキ当日には、3人の講師が各授業で50分間のストを実施。校舎前に集まった支援者の多くはアテネ・フランセの卒業生や生徒で、支援者の輪は授業後に出てきた生徒たちも含めて膨れ上がりました。

 全労連を通じフランス労働総同盟CGTからも、アテネ・フランセの組合員に連帯メッセージが寄せられています。

 ネット署名にとりくんでいます。ご協力をお願いします。

アテネ・フランセ労働組合HP
https://www.athenee-francais-union.com/
Ⅹ(旧twitter)
 https://twitter.com/uJ2qT2gTpBKzTxM?s=20
ネット署名
 https://chng.it/bmQYhsqGvj

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(上の写真)スト支援には卒業生や生徒も参加した

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