NECのグループ企業で働き、24歳のときに不当解雇されたことと闘っていた伊草貴大さんが、3月16日に職場に復帰しました。
労働組合に加入して
伊草さんは、宴会席上での上司からのハラスメントなどを原因に適応障害を発症し、両手両足を拘束されて職場から放り出されました。その後、適応障害は回復しましたが、会社は職場復帰を認めず、「休職期間満了」を理由として不当解雇しました。
不当なやり方を許せなかった伊草さんは、電機情報ユニオンに加入し、裁判に立ち上がりました。多くの仲間も支援するなかで、21年12月23日に横浜地裁で「解雇無効、社員としての地位確認」の勝利判決を勝ちとり、会社は控訴を断念して確定しました。
その後、職場復帰にむけ戻った際の職位や労働条件などについて話し合いを重ね、ついに実現したものです。
社員証をかけて
当日、激励に駆けつけた多くの仲間を前に、伊草さんはスーツ姿に社員証をかけながら、「7年3か月ぶりに職場に戻ります。誰もが明るく働ける職場にして、定年まで働き続けたい」と決意を表明し、大きな拍手が送られました。
今後も労働組合として交渉を行い、伊草さんは仲間を増やすとりくみをすすめます。引き続き大きなご支援を。