地元からも支援
横浜地区労に加盟している東海大学教職員組合は、12月5日と9日に東海大学静岡キャンパスでストライキを実施しました。
組合員5人が2限の授業途中で授業を止め、支援者の集まる正門前に出てくると、支援者の拍手に包まれました。
横浜地区労の他、静岡県労働組合評議会など地元からも多くの支援があり、ストライキは大きく成功しました。東海大学教職員組合の闘いを、産別・地域での共闘が支え、励ましています。
東海大学は全国のキャンパスで勤務している多数の非常勤講師に雇止めの通知を行っています。その多くが長年にわたり東海大学に勤務してきた教員で、無期転換権を有する労働者です。なかには、すでにコマ数を大幅にカットされ、収入が9割減となった組合員もいます。
大学の異常な対応
ストライキ前日、大学側は組合に対し「学生に情宣行動等があった場合は、施設管理権の侵害とともに契約の不履行にあたる行為として厳正に対応」するとした文書を送付し、ストライキを行う組合員から学生への説明を禁止しました。
また、当日には教室内にビデオカメラを設置し、授業の様子をすべて録画するなどの威圧的対応をとりました。
組合員が「録画しているんですか?」、「学生に説明はしましたか?」と聞くと、「学生は録画しないから問題ない」と答えましたが、「学生が発言したら声が入ります。学生にも説明してください」と要請すると、「あなたがやってください」と返答。
学生への説明を禁じる一方で、教室にカメラを設置し授業風景を撮影するなど、大学側の恫喝ともとれる対応に、授業はピリピリとした緊張感のなかで行われました。
この異常な大学側の対応に、マスコミも「学生へのストライキの説明を抑圧」と報道しました。各報道は東海大学教職員組合のHPからご覧いただけます。
(↑上の写真)5人の組合員が立ち上がったストライキを支援する神奈川と静岡の仲間