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2022年2月10日

新成人にむけ最賃宣伝

 成人式の2月10日に新横浜駅前広場で、最低賃金宣伝を20人で行い、最賃クマ君のおにぎりポケットティッシュを700個配りました。昨年に続きコロナ禍の成人式でしたが、振り袖やスーツ姿で会場にむかう新成人に「おめでとう!」と声をかけました。

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10年間で倍増

 最低賃金はパートやアルバイトなど時間給で働く労働者に大きな影響をおよぼします。最低賃金の全国平均の1・1倍以下の時給で働く人の割合は14・2%となり、この10年間で倍増しています。医療や介護、保育など生活に欠かせない仕事をする「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる労働者には非正規雇用も多く、最低賃金に近い賃金で働く人も少なくありません。

 最賃の問題の一つが格差です。1番高い東京の10411円と1番低い沖縄・高知の820円には221円もの差があります。地方から都市部へ多くの若者が流出する要因となっています。 

 格差が改善されれば、地元で働く若者が増え、地域の活性化につながります。また、最低賃金で働くのは、パートやアルバイトなどで働く女性が多いため、最低賃金がアップすれば、男女の賃金格差をも縮めることが期待されます。

日本の最賃額は低い

 最低賃金を引き上げるためには、使い勝手の良いさらなる助成など、国からの支援が必要不可欠です。諸外国では、大規模な中小企業支援を行って、最低賃金を引き上げています。日本の最低賃金の加重平均は930円ですが、ドイツ1335円、フランス1412円、イギリス1309円と確実に最低賃金を引きあげています。

 日本でも、「だれでも、どこでも、8時間働けば普通の生活ができる、最低賃金1500円」を実現しましょう。

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