神奈川労連

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パワハラ 労働契約・法規違反 労働時間・過重労働

2015年3月19日

労働者使い捨て 安全配慮もなく、労災申請も妨害

■お名前 ヘルプミーさん(30代)
■雇用形態 正社員

■ブラック労働の実態・経験内容
まず最初に仕事の背景を説明させていただきます。
神奈川県に本社がある会社に正社員として入社しました。
その会社は、自社の正社員・パートを、取引先倉庫会社に人材派遣する会社です。
私はそこで、遅刻・早退・無断欠勤も無く、勤務態度も真面目で、上司の指示に従って働いておりました。
自分の認識する範囲では不正行為もしておりません。
しかし、当初の労働開始日から今に至るまで、労働契約書などの書類は一切書いてもらえず、しかも、就業規則は見せてもらえないはおろか、その存在も教えてもらえませんでした。
また、お客様の企業である倉庫会社数ヶ所に派遣された際も、労働条件などは書面で確認させてもらえませんでした。
そういう状況ですので、上司から口頭で伝えられた規則・制度を全て正しいと信じ、それに従ってきました。

そのような前提で働いていたある日、上司の指示に従い、勤務時間内に、取引先倉庫会社構内で作業中、フォークリフト事故に遭いました。
フォークリフト運転手が荷物を降ろした際、荷物を積んでいた木の荷台(以下、パレット)と、最初から床に置かれてあったパレットがぶつかり、その衝撃でパレットの一部が破片として勢い良く私に向かって飛んできました。
そして、ぶつかった時の衝撃音に驚いて思わず口を開けた自分の喉の奥に、その木の破片が当たるか刺さるかして、喉を損傷しました。
その時から咳が始まり、痛みも走るようになりました。
数日は我慢できていたのですが、常態が悪化し、一週間後には血の混じった痰が出るようになってきました。
その事を責任者である新光の上司に報告し、仕事を少し抜けて病院に行かせてもらえるように願い出ましたが、人員不足と忙しさを理由に、許可がおりませんでした。
自分の時間に病院に行こうと思っていたのですが、毎日遅くの時間まで残業してその日の出荷作業を終わらせるように命じられ、平日の就業後の通院は叶いませんでした。
また、土日休日に行こうとしましたが、別の倉庫の立ち上げに人員応援に行くように命じられたり、土曜出勤の当番を命じられたり、開いている近所の病院を見つけられなかったりした状態でした。
それが1ヶ月以上続き、喉の痛みのせいで、呼吸・食事・会話・睡眠が極度に困難になり、60キロ弱だった私の体重が1ヶ月で5キロ以上も減少し、心身共に健康状態が悪くなっていきました。
一度本格的に休んで体調を良くし、以前のように仕事に励みたいと思っていたので、休職を願い出ました。

しかし、この休職制度が何か違っていました。
上司の説明によると、「会社は人材派遣会社であり、人を派遣してお金を得ているので、長期の休職は費用だけがかかる。休職期間中の人件費を削減するために、一度自分から退職願を提出し、体調が良くなったら会社側が復職を認める」というものでした。
体調を回復させ、会社で引き続き仕事をしたかったので、その制度に従い、休職を願い出ました。
(退職願を出さずに休職できるのであれば、そうしたかったです。)
そして、4ヶ月の休職で体調が回復した後、一度は職場に復帰しました(休職前に怪我をした職場とは違う職場です)。
ですが、復帰直後から連日残業が続き、しかもタバコが苦手で禁煙の職場という事前の約束でしたが、室内喫煙可の環境で、タバコの煙のせいで喉の状態が再び悪化し、ほんの数日でまた体調が悪くなり、再度休職を願い出ました。
しかし、今回は退職願を提出せずに、口頭で休職だけを願い出て上司の了承を得ました。
その半年後、体調が回復したので、復職を願い出ましたが、今回はなぜか復職させてくれず、そして、今も復職を許されていません。
その間はずっと無収入です。
また、その後に労災申請したい旨を会社に伝えたところ、労災申請しない事を認めれば、復職させると口頭で約束したのですが、その約束も守られておりません。
逆に、労災申請しようとしたことが、会社に対する反抗姿勢と捉えられ、以前よりも厳しい態度を取られるようになりました。

自分としては、会社の指示に従って仕事をし、体調が悪い中でも極力会社に貢献してきたにも関わらず、このようなパワハラとも言えるひどい対応をされ、非常に混乱し、精神的にも肉体的にも経済的にも非常に困窮しています。

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