「考えよう!集まろう!声を上げよう! 集団的自衛権にNO!2・21かながわ大集会」が2月21日に横浜・山下公園で開催されました。公園に観光に来ていた人も足を止め、労働組合の仲間や「ツイッターで集会を知った」という人など8000人が参加しました。主催したのは神奈川県内のすべての弁護士が登録する横浜弁護士会で、日本弁護士連合会や東京の弁護士会などが共催しました。
横浜弁護士会の小野会長は「戦争は最大の人権侵害。集団的自衛権を許さず、平和的生存権を勝ちとりましょう」と主催者あいさつ。日本弁護士連合会の会長もあいさつしました。
耳・目・手が大事
リレートークでは、学者や政党代表などが発言。テレビ出演も多い同志社大学大学院の浜矩子教授は「耳・目・手が大事になっている。人の話しを聞く耳、人の痛みに涙する目、人の苦しみに差し伸べる手です。しかし今の政府は、人の話しを聞かない耳、人の痛みを感じられず涙を流せない目、人のもの・平和を奪い取る手しかない」と痛烈に批判しました。
政党からは民主党、日本共産党、社民党があいさつ。共産党の志位委員長は「国会の論戦などで、集団的自衛権を具体化する安保法制が、地球のどこでも米国につき従って『戦地』まで行って支援をする『海外で戦争する国づくり』が正体であること、しかも先制攻撃でも発動する、まさに“自衛”ではなく集団的侵略を行うことが明らかになった」と指摘し、「力をあわせて、集団的自衛権を許さず、世界に誇る憲法9条を守り抜くためにがんばりましょう」と訴えました。
沿道やバスからも声援
集会の最後に、「私が、あなたが、子どもが、孫が、人を殺したり殺されたりすることのないように、全ての平和を愛するみなさん、集団的自衛権にNO!の声を上げましょう」とのアピールを採択しました。
パレードでは、参加者が自らの思いを記したプラカードなどを掲げてアピール。沿道で声援を送る市民や、バスから手を振る乗客もいるなど、平和の願いを広げました。