鎌倉逗子葉山地域労働組合は、2009年に結成されました。その後休眠状態でしたが、加盟労組の委託会社で起きた不当解雇事件で職場復帰を勝ち取ったことをきっかけに、2013年末に略称「地域労組かずは」として再始動しました。
ブラック企業が横行する時代だからこそ地域労組の存在が重要になっています。しかし地域労組の存在を多くの方が知りません。知らせることが大事なことと考え、大船駅、鎌倉駅、逗子駅と宣伝場所を変えながら、毎月1回の駅頭宣伝を行っています。
また地域住民にもアピールする機会として、神奈川土建の住宅デーで「労働相談コーナー」を設けて参加しています。そして、相談が来た場合は、すぐに対応することを心掛けています。
今期は、整骨院の30代男性整体師の解雇事件、のり販売会社の20代女性社員の退職強要2件の労働相談から2人が組合に加入しました。いずれも、会社の仕打ちに対する相談者本人の気持ちの整理がつかず、退職することとなりましたが、今後の職場環境、労働条件の改善に結びつく解決を勝ちとりました。
昨年9月は、鎌倉地域労組として初めての組合員交流会を実施。第一部「ボウリング大会」に10人、第二部食事交流会に13人が参加し、大いに盛り上がりました。組合員4人が働く職場訪問も初実施。仕事場に足を運ぶことで、よりお互いの顔がみえ、団結も深まった気がします。
これからも、鎌倉労連加盟組織や、ご近所づき合いなどの身近な結びつきを活かし、神奈川労連の労働センター、近隣地域労組との交流、連携を深めながら、皆で力を、知恵を寄せあい、全地域労組協議会で提起された組織「倍加」実現をめざします。