東日本大震災・福島原発事故から10年となる3月11日には、全国・県内で様々なとりくみが行われました。
神奈川労連は、亡くなられた方々を追悼するとともに、被災者の生活再建を基本とした復興の実現と、甚大な被害をもたらした原子力発電所をゼロにすることを求める、スタンディングを中心とした宣伝を、桜木町駅前で行いました。労働組合をはじめ、国と東電の責任を明らかにするため闘っている福島原発神奈川訴訟団原告や民主団体、市民など約50人が参加しました。
神奈川県内には約2000人の被災者
原発事故の影響から現在も多くの被災者がふるさとを追われています。神奈川県内にも約2000人の被災者が暮らしていますが、国・東電はすべての支援策を今年の3月末に打ち切る非情さです。「もう1度ふるさとの緑を、山々を、空気を吸って命を終えたい」と言いながら息を引き取る方もいます。
行動に参加した原発訴訟原告の方は、被災者やふるさとの現状を語り「みなさんの支援を受けながら、今後も闘い国と東電に責任を取らせたい」と述べました。
通行する多くの方が、横断幕やプラスターに注目し、自らチラシを受け取りに来る方も多数いました。