21春闘「賃上げ・要求前進めざし行動を展開」

　3月11日に21国民春闘の統一行動がとりくまれました。

大幅賃上げ・格差解消

　NTT川崎ビル前では、JMITU通信産業本部の仲間が「ゼロ回答」に対する抗議のストライキを実施。人数を絞りましたが、組合員をはじめ支援の仲間が駆けつけ、「コロナ禍だからこそ、大幅賃上げと均等待遇を」と訴え、出勤してくる労働者にチラシを配布しました。

　NTTは莫大な内部留保（利益のため込み）がありながら、大幅賃上げを行わず、また非正規雇用労働者に対し各種手当や休暇などで差別を続けています。非正規社員のアンケートでは「賃金が安い」、「格差解消」がダントツの要求になっています。

　労働組合として、大幅賃上げと格差解消を求めて粘り強く闘いを進めることにしています。JMITUの他の職場でもストライキでの闘いがとりくまれました。

　福祉保育労では、ストライキとともに、地元国会議員への要請行動、街頭宣伝など一日行動を展開。医労連では、職場門前での宣伝行動が複数の職場で行われました。

　横浜労連は、夕方の宣伝行動を桜木町駅でとりくみ、50人弱が参加し600枚のチラシを配布しました。

一時金削減分を遡及して支給

　厳しい回答の職場もありますが、全体的には昨年並みの回答を引き出す職場が多く奮闘しています。

　ユーコープ労組では「正規1万円、パートなどの基本時間給1500円」などの要求を提出。正規の賃上げ回答はゼロでしたが、一時金が昨年比0・2か月プラス、一般パートなどの時間給は「神奈川10円、静岡・山梨11円」の回答を引き出し、その他の職種でも賃上げ回答を引き出しています。労働組合では、「要求は生活に必要な金額」として、再回答を求め団体交渉をにのぞみます。

　医労連の横浜勤労者福祉協会労組では、コロナ禍により昨年夏の一時金が削減されましたが、政府から補助金を出させたこともあり、削減分を遡及して支給させるとともに、全職員への「慰労金」支給の回答を引き出しています。

神奈川労連