労働相談センターにお世話になって3年ちょっと、最近、お名前の聞き方についてちょっとした秘訣を発見しました。
まず、相談の内容を良く伺い、できる限りの知恵を絞ってお答えをし、そろそろお話しも終わりかな、と思うところまでいったら、①まず、自分の名前を名乗り、毎週何曜日にいますから、他の時でも必ず誰かしら対応しますから、今日のお話の続きでも、他のことでも、何かあったらお気軽に電話してくださいネ、と説明します。
次に、②今度、電話を貰ったときに、すぐに今日の記録を出せるように、ナンバーディスプレイに出ている、電話番号を控えて良いですか?とお尋ねします。
ここで電話番号のことを尋ねるのが、実はミソで、洋の東西を問わず名前を尋ねることは人と人の距離を縮める行為であり、いきなり名前を聞くと相手の心理的なガードを固くしてしまうかもしれません。
だから、③電話番号を控えたら、その上ではじめて相手のお名前を聞きます。聞き間違い防止のために、どんな字を書きますか?とお尋ねしても良いかもしれません。
こうしたやり取りは、継続的な相談の必要な人に対して、カウンセリングでいうところのラポールを掛け、再相談に誘導する効果がありそうです。また、労働組合に対するイメージを向上させるためにも有効かもしれません…と自画自賛しつつ、ご披露しました。