相模労連は、昨年末12月28日に「希望を持って新年を迎えよう!みんなの何でも相談会in相模原」を開催しました。
10時~15時まで、相模大野駅前ユニコムプラザさがみはらで、くらし・職場・商い・子育てなどの相談と食糧支援を実施しました。
何とかしたい
コロナ禍であらゆる年代・階層で、生活に行き詰まる人が増えているにもかかわらず、政権による抜本的な対策は打たれず、聞こえてくる「仕事がない」、「持ち金がない」、「消えてしまいたい」の声に、「人ごとじゃない、何とかしたい」という声から、相模労連を事務局に実行委員会を立ち上げ、とりくみが始まりました。
「大変な時だからこそ助け合いだ」と走り出して当日まで、10日間の緊急のとりくみにも関わらず、相模原市の後援を受け、市保護課職員3人を含む14団体31人が参加し大きなものとなりました。
「がんばります」
相談内容は多岐にわたり、「心のやまいで無職。父の貯金を切り崩しており、今後の生活に不安がある」(60代女性)、「借金返済をしたいが、今後の生活を考えると不安。減額できるか」(30代男性)、「最近自己破産したが、滞納分の税金は免責されず何とかしたい」(50代男性)などの生活相談や、「パワハラを受けている。会社内でもパワハラが蔓延している」(40代男性)などの相談が9件寄せられ、食料配布は16人が利用されました。
利用された方から「本当に助かりました。がんばります」、「これで年を越すことができます」、「コロナに負けるな!」などのひとことメッセージを寄せて戴き、逆に我々が勇気をもらいました。
3月の開催も決定
準備期間10日間で、本当に開催できるのだろうかと不安に思うこともありました。実際動き始めると、いろいろな方々や団体の協力を得られ、開催することができ最初からあきらめず動くことが重要だと実感しました。
これを機会に、他団体とも色々なとりくみを広げていきたいと思っています。
コロナ禍が終息しないなか、相模労連は、まだまだこのとりくみが必要だと感じています。すでに次回を決定し、相談会・食糧支援を3月25日に行います。
SNSの活用も開始
この他にも、昨年のメーデーでは、労働者・現場の声を届けようと相模原市とハローワークへの要請行動を行いました。その際、相模原市環境経済局部長とハローワーク所長に、それぞれ短時間でしたが“現場の声”を伝え懇談することができました。
そして、毎月24日前後に「給料日前宣伝」と銘打って相模大野駅前や相模原駅前で駅頭宣伝を行なっています。相模原地域の、身近な労働組合であると感じてもらうためフェイスブックやツイッターの活用も始めました。
また、月2回のペースで労働相談日を設け、電話や事務所での労働相談に対応しています。