労働組合は憲法に保障されています
今、「働くルール」の確立が求められています。ルールは、法制度だけでなく、労働組合が使用者と話し合いや団体交渉で、よりよい働きやすい職場を作りあげることです。
労働条件は、「バーゲン」のように叩いて安くするものではありません。値切るのではなく、高くしなければなりません。
それには、労働者が一つになって、みんなで要求実現のために運動することが必要です。
私たち神奈川労連は、「労働組合の三原則」(①資本からの独立、②政党からの独立、③一致する要求に基づく行動の統一)を掲げて運動をすすめています。
私たち神奈川労連には、民間大手や中小企業、建設産業、公務、そして年金生活をしながら働く仲間が集まっています。一人でも加入できる労働組合もあります。
主人公は、組合員一人ひとり、そして現場で働く仲間です。
職場でのハラスメント、人権侵害に対抗するには、一人でなく仲間と一緒に運動しましょう。
仲間の力を集めて、「働き甲斐のある職場」「人間らしく働ける環境」づくりを求めています。
健康で文化的な生活を求めています
労働組合の社会的責任として、憲法第25条(生存権)の実現も求めています。ナショナルミニマムの最低賃金の引き上げ、全国一律の実現、社会保障の拡充も運動の柱としています。貧困と格差、正規と非正規雇用、高齢層と若者層、それぞれが手を取り合って、生活とくらしの改善をすすめています。
生活改善には、政治を変えることも必要です。多くの労働者は、賃金から税金や社会保険料が法定控除されていますが、労使でそのすべてが改善できるものではありません。
必要な税金は納めなければなりませんが、「ムダな使い方」のための税金は納得できないのではないでしょうか。政治の問題も運動の一つとして活動しています。
労働者の生活改善として、労働組合による「自主共済」も行っています
労働者・労働組合役員のみなさん。「愛」が重要です!
労働組合を強く、大きくすることで要求は実現します。私たちと一緒に労働条件の改善、憲法がいきる職場と社会の実現を求めてご一緒に運動をすすめましょう。
神奈川労連には「愛」があります。みんなで考え、みんなで行動しましょう。
神奈川県労働組合総連合 議長 住谷和典
2018年9月10日 記