3・1県民集会の中止について
新型コロナウィルス感染が広がり、集会やイベントの中止・縮小、テレワーク・時差出勤の推奨など、感染を拡大させないための対応が広がっています。
こうしたなかで、3月1日に予定している3000人規模の参加をめざす「県民集会」について、実施の可否を検討した結果、開催を中止することとしました。
【中止決定の理由】
感染は大きく広がっている状況ではありませんが、拡大する危険性が払しょくできていません。感染症であることから、いかに広げないかが重要であると考えます。
また、新型ウィルスには解明されていない点が多く、感染力や致死率など危険性についても様々な見解がありますが、現実に亡くなる方や重症化する方がいます。そして、罹患された方について、治療方法や治療薬が確立されていません。さらに、感染経路が良く分からない感染者の方も増えています。
こうしたことから、集会開催の危険性はことさらに高いとは考えませんが、組合員や参加者の健康・安全確保を最優先にする観点から、中止することとします。
(補足)
判断にあたっては、一定の医学的観点からなどの科学的根拠が必要と考えますが、政府や厚生労働省、世界保健機関(WHO)においても、対処療法などが示されているだけで、明確な指針はありません。従って、神奈川労連としても、政府発表や報道などで知ることのできる情報を基に、独自に判断しました。
【今後の対応・とりくみ】
(1)各職場などでの春闘のとりくみは継続・強化します。消費税増税による景気悪化や、新型ウィルスの経済への影響が起きるなかで、賃上げ抑え込みの動きが強まることが予測されます。自らの生活を改善し、景気や経済を好転させるためにも、賃上げが重要であることを改めて職場・現場で意思統一し、原則的な春闘をとりくみます。
神奈川労連としても、各組織・職場などでのとりくみを集約し、「春闘ニュース」などで積極的に発信をしていきます。
(2)今後の集会や行動、会議などについては、3月の神奈川労連幹事会で議論し、方針を決めて提起することとします。
神奈川県労働組合総連合
議 長 住 谷 和 典