暴走が加速
臨時国会は、第4次改造安倍内閣が改憲布陣をより一層鮮明にして12月10日まで開かれました。「暴走」が激しく加速し「議会制民主主義」の破壊は常軌を逸しました。
特に、入管法改正案は外国人実習制度の人権侵害問題などを放置し、法案の中身もさることながら、法案の実施規定は「法案成立後に議論する」という前代未聞のまま採決を強行しました。水道事業を民営化する水道法案、地場漁業者に壊滅的打撃となる漁業法改正案なども強行しました。結果、政府提出法案は第二次安倍内閣で初めて「100%成立」となりました。国会が国民を無視した悪法製造マシーンと化しています。
これらは、来春の通常国会での審議法案を減らし、改憲審議や働き方改革の仕上げ(解雇の金銭解決、裁量労働制拡大等)に向けた布石とも考えられます。
改憲策動の面では、安倍暴走政権は「改憲を国会に指示」「憲法審査会で改憲議論をしないことを、国会議員の職場放棄」と、三権分立の原則にも反し、憲法第99条に明確に違反する言動を続けました。
私たちの運動が、3000万人署名の広がりが、安倍政権の改憲スケジュール―17年中に改憲発議、18年通常国会や臨時国会での憲法審査会開催、自民改憲案の審議などをことごとくに阻止しました。
次々と署名に
12月2日、神奈川憲法共同センター・神奈川労連は、安倍改憲阻止を中心課題に国民生活を破壊し続ける安倍政治に対する怒りの大宣伝行動を横浜駅西口のすべての出入口で一斉に行いました。多くの買い物客などで賑わうなか、憲法、税金・消費税、社会保障、基地・辺野古など国民各層の要求を訴え、憲法リーフ1100枚を配りました。
「安倍さんの政治は許せない」「9条を守りましょう」と激励も多く、次々と3000万署名への協力が寄せられました。憲法リーフを受け取った方が買い物を終えて署名を届けたり、「一緒にチラシをまかせてください」と飛び入り参加もありました。
安倍・自民党は臨時国会閉会後の記者会見で「通常国会では自民党改憲案を提案、議論したい」と改憲議論の開始を執拗に求めています。
2019年は安倍改憲と激しいせめぎあいとなります。神奈川憲法共同センターの県内集約は704,785筆。改憲阻止に向け3000万署名を一層推進することが求められています。
安倍9条改憲NOの国民世論と野党共闘を後押しし、改憲阻止と政治を私たちの手に取り戻すためにも、職場と地域で憲法学習と宣伝を強化しましょう。
国会周辺では「毎月19日行動」が継続して行われています。1月19日には、国会周辺の行動と連帯して、市民グループの行動に合流する桜木町駅前街宣を13時30分から行うます。多くの仲間の参加をお願いします。