6月21日、横浜で開催された「年寄いじめするな!75歳以上の医療費2倍化反対6・21スタート県民集会」には、高齢者を中心に医師、歯科医師を含め26団体・個人123人が参加しました。主催は県社保協や県保険医協会などで構成する実行委員会。
要求による共同が展望を拓く
年金者組合の杉沢さんが、負担2倍化を反対する一点共闘のスタート。大きく運動を広げていこうと開会あいさつ。全国保険医団体連合会会長の住江憲勇さんが、「後期高齢者2割負担化を阻止する大運動の展開を」と題して講演。
住江さんは、戦後に国民が勝ちとってきた社会保障制度の拡充を改悪されてきた流れを紹介。国民に対しても自己責任論の徹底や社会保障概念の崩壊、財源危機を振りかざしている。本来国民に還元されるべきものを資本家が収奪しているとして、再配分をさせることが重要と訴えました。
今こそターニングポイントにしなければならないと、国民、労働者、各階層の人々の要求にもとづく共同こそが展望を開くと締めくくりました。
秋に向けて運動を広げる
「後期高齢者医療保険料不服審査請求のとりくみ」と、5月22日に実施した「東京・日の出町の視察」を報告。討論では、4人の方がとりくみの報告と決意を表明しました。
今後の行動提起では、秋に向けて地域での宣伝、署名行動をすすめること。当面、7月19日の横浜・伊勢佐木町での宣伝行動の参加を呼びかけました。神奈川発だが全国に広げた運動にしていくことを訴え、集会アピールを満場の拍手で確認しました。
保険医協会の二村さんが、日の出町のとりくみに確信をもって負担2倍化反対運動を頑張っていくとの決意を訴え、閉会しました。