3・15全国統一行動③ 地域と単産が共同、自治体要請も実施
【横浜北部地区労】
横浜北部地区労では、早朝の綱島駅頭でのビラ・ティッシュの宣伝から行動をスタート。花粉症?の影響もあってか?用意したビラとティッシュはわずか20分で配布終了。その後、NTT綱島ビルでの通信労組のストライキを激励し、加盟組織の職場訪問・激励を行いました。
単産や神奈川労連の役員も参加し、JMIUの松永製作所分会とアトラスコプコ支部を訪問。JMIU松永製作所分会では約10人が参加し、社長に対して回答額の上積みなどを要請しました。賃上げについては、言を左右にして明確な回答をしませんでしたが、「人員補充については検討する」との回答を得ました。
また、13日に横浜北部ユニオンの分会として公然化した「緑資源リサイクルセンター」も激励しました。
【鎌倉労連】
鎌倉労連では、葉山町への要請・懇談と、労組訪問を行いました。
葉山町では、町長も対応しました。「公契約条例の制定を求める」要請については、「研究中」との回答で、まだ実現には距離がある雰囲気。県内で一番最初に実現した「住宅リフォーム助成制度」については、「2年間存続させる」とし、また大震災もあったことから耐震工事の助成も検討しているとのことでした。
賃金の問題では、「組合に引き下げをお願いしているが、職員のやる気をつぶさないように将来に展望がもてるような制度にしたい」と率直な話しがあり、要請団は「地域経済にも影響があり、賃下げしないよう検討を」と求めました。
労組訪問では、最近結成された福祉保育労のピヨピヨ保育園分会を訪ね、委員長と懇談し、率直に鎌倉労連への加盟を訴えました。委員長からは、「保育の問題は、単独では対応できず、みんなでやっていかなければならないと思っている。鎌倉労連には、4月か5月をめどに加入するよう論議していきます」と嬉しい返事がありました。
【県中部労連】
県中部労連では、事務局長の東さんの職場であるSMKで職場閉鎖の問題があり、全国一般SMK分会の1時間ストライキを支援するとともに、所長に申し入れを行いました。
激励には、地域でいろいろな課題で共同している、神奈川土建、生健会、民商の仲間も駆けつけ、11人が参加し、閉鎖問題について地域も注目していることをアピール。要請に対応した所長は、「みなさんの言われていることは、もっとも。地域社会に貢献する必要性も認識している。上層部にきちんと伝える」と回答。参加者からは、「強行すれば第3者機関を活用し、争議に発展する。会社のためにも、現在の場所で雇用確保をすべき」と強く申し入れました。
午後には、大和市との懇談を実施し、7人が参加しました。事前に送られている回答書に基づいて要請を行いました。公契約条例では、担当課長が、「公契約について自分なりに勉強し、認識も深めている」と述べ、先行している自治体の実態を電話で確認したり、県央ブロックのなかで直に聞きとっていることを回答。また、「単純労務の業務委託においては人件費を積算している」などと答えました。参加者からは、公共工事や業務委託で働く仲間の実態を紹介し、なるべく早期に制定をめざすよう求めました。
住宅リフォーム助成については、「有効性は認識しており、制度を否定するものではないが、予算の関係で今は難しい」との回答。参加者は、近隣自治体が次々と実施し、大和市が取り残されていることを指摘し、「地域経済の振興策と位置づけて実施してほしい」と強く要望しました。
賃金については、「国家公務員の賃金削減が直接影響していることはない」としましたが、今後の状況によっては「考えざるを得ない」と回答。また、市が雇用する一番低い時間給は最低賃金額そのものの836円で、常時雇用されている一般事務数十人や、短期雇用も含めれば600~700人がこの時間給で働いていることが明らかになりました。
参加者は、「自治体で働く正規・非正規の労働者の賃金は、地域の賃金相場にも大きな影響を不える。賃金の削減を行わず、非正規労働者の賃金は大幅に引き上げること」を要請しました。
【湘南労連】
湘南労連では、医労連・藤沢病院労組の昼休み集会へ、地域労連として激励に駆けつけ、職場の仲間と交流し、ベースアップなど要求実現にむけて地域としても支援を強めることを表明。
藤沢の労働基準監督署に対しては、労災問題や有給休暇の取得について要請しました。「人員が少なく全部に対応できない。有休をとって、丌利益が起こったら来てください」というひどい態度に抗議し、「『有休をとったら解雇』と経営者に言われている。責任をとれるのか」と詰め寄り、誠実に対処するよう求めました。
また、全国一般NOK分会を激励しました。