毎年の恒例となっている「なんでも街頭相談」を5月23日に、横浜駅東口そごう前で開催しました。自由法曹団神奈川支部、いのちと健康を守る神奈川センターほか諸団体の協力もえて実施し、全体で80人を超える相談員・スタッフが参加しました。
今回は、健康・医療、労働・雇用、年金、税金、社会保険など、いつもの相談に加え、住宅版エコポイントを前面に打ち出した「住宅・リフォーム相談」、子育て不安に応える「子育て・保育相談」を実施しました。
横断幕やノボリ旗を掲げ、「ひとりで悩まない!神奈川労連」とプリントした風船を配りながら、ハンドマイクで「無料、秘密厳守、気楽にご相談下さい」と呼びかけました。
受取りや反応も良く、チラシは6千枚を配布。ひっきりなしの相談で、開始の午後2時から終了の午後5時まで、相談に訪れる方が途絶えることがありませんでした。
相談件数は44件(昨年37件)。
「ソフトウェア会社に入社して一年目。経営不振・成績不良を理由に解雇」(正社員・女性)、「仕事を紹介してほしい」(30代男性)、「預金がなくなり区役所に行ったが、生活保護を申請できなかった」(40代女性)、「夫が失業。一歳の子どもと2人で実家に住んでいる。来年保育所に申し込みをしたいが申請はどうしたらいいか」など、厳しい情勢のなかで、さらなる雇用・生活・子育て不安を反映する相談が目立ちました。
サッシなどを展示した「住宅・リフォーム」相談では、窓、浴室の修理・交換、新築工事のエコポイント申請手続き相談11件をはじめ、「うち窓サッシを入れたらクロスにひびが入り、一面だけ張り替えると7万円かかると言われた」、「マンションの大規模リフォームのあと、雨水が内壁にしみてきた」など、20件もの相談が寄せられ、「住まいのあれこれ、どこに相談すれば?」という声に応えるものとなりました。
血圧・体脂肪測定は446件あり、「看護師の拡充」を求める署名が163筆、「普天間基地の無条件返還」を求める署名は262筆が集められました。人間らしいくらしと仕事・雇用を求める共感の広がりを実感する相談会となりました。