建交労の新組合
生活協同組合ユーコープと委託契約をかわし、各家庭に自家用車を使って、お弁当を配達している個人事業主の仲間が、昨年12月に『建交労マイシィスタッフ分会』を結成しました。
きっかけは、横浜市栄区にある横浜南部センターのマイシィスタッフの2人が、神奈川労連労働相談センターに相談してきたことです。「センターの所長に対しスタッフの連名で何度も要求を出したにもかかわらず、まともな対応がされない」、「人間らしい扱いを受けていないと感じている」というものでした。
ダンプの個人事業主を組織し、要求活動とあわせて車持ち労働者の共済活動を行っていることから、建交労で組織することとなり、生協労連の全面的な支援も受けて結成となりました。
結成後、さっそく県内16か所にあるセンターに郵送で労働組合のチラシを配布したところ、小田原のスタッフから連絡があり組合員が増えています。さらに組合員を増やすとりくみが進められています。
単価の大幅改善
分会の要求は多岐にわたっていますが、団体交渉を行った結果、南部センターでは、「スタッフの駐車場の確保」、「毎月のスタッフミーティングの開催と議事録をとること」の要求が実現。さらに、おかず単品での配送について、単価を大幅に改善させるなど、大きな成果を勝ちとっています。
共済活動や税金相談などのメリットも打ち出しながら、神奈川・山梨・静岡の生協の各センターに組合員を広げようと奮闘しています。