2016国民春闘 闘ってこそ要求は前進する

3月には、16国民春闘での要求前進をめざし、職場での要求提出・団体交渉・ストライキをはじめ、地域での集会・宣伝・デモ行進などさまざまな行動がとりくまれています。

　JMITUや全国一般、医労連、建交労では、経営者に回答を迫り、職場の仲間を激励する訪問行動がとりくまれました。経営者からは一様に「厳しい」状況が話されましたが、「労働者のくらしはもっと大変。労働者のやる気を引き出すベアの実施を」と強調しました。

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　交運共闘は「自動車パレード」を3月6日に行い、ダンプ・トラック・タクシーなど50台・80人が参加し、TVKや神奈川新聞などでも報道されました。

　港湾労組は集団交渉を実施。3月2日に要求提出を行い、9日の回答指定日には、すべての企業から有額回答を出させています。昨年より低い回答が目立ち、粘り強い交渉が必要となっています。

　昨年JMITUに加盟した東京スチール支部の職場では学習決起集会を開催し、ほとんどの組合員が参加。「賃金ってなんだ？」というパンフを学習し、「残業なしでも生活ができる賃上げの実現に、これから頑張らなくては」との意見が出されました。

　ユーコープ労組では、17年ぶりとなる正規職員のベア1000円の回答。あわせて神奈川エリアのパート基本時給を「最低賃金を鑑み、29円引き上げて935円とする」と回答しています。さらに職種時給のアップも回答されています。

　医労連メディホープ労組では2200円のベア、JMITUアイエスビー支部でもベア回答を得ています。JMITU三和エレクトロニクス分会では、パート時給について一般社員と同率で30円引き上げが示されています。

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3月17日の全国統一行動日には、建交労三昭運輸分会と通信労組がストライキを決行。三昭運輸では、組合敵視の経営者の姿勢を改めることを求め、通信労組では、まともな賃上げ回答をしないことに抗議しました。それぞれ地域や他組織の仲間も支援に駆けつけました。

　17日夜には「地域から春闘を盛り上げよう」と、横浜『夜デモ』が行われ、150人が参加。BGMを流しながらのコールには注目が集まり、伊勢佐木町商店街では写真を撮る通行人が数人いました。

SONY DSC 3月11日には全県18会場（うち前日に2会場開催）で、重税反対集会が開催され、約3700人が参加しました。東日本大震災から5年目でもあり、「復興もきちんと行わずに、消費税増税などとんでもない」などアピールしながら、税務署までデモ行進しました。

神奈川労連