長年勤めてきた全国一般神奈川地本を退職し
労働相談センターの相談員になって
早くも15ヶ月が過ぎました。
私の相談時間は毎週火曜日の午後2時から6時までで
相談件数は日に2件~5件、一番多かったのは
午前・午後と通しで受けたときの14件でした。
この間の相談内容は
「会社を退職したいがどうすればいいのか」
「朝早く家を出る息子が、帰ってくるのは深夜の12時、1時、健康が心配」(母親から)「契約期間が残っているのに来なくていいと言われた」
「派遣は有給休暇がないのですか?」
「職場で誰も口を利いてくれなくなった」など実にさまざまです。
最近の例では
「息子のことなんですけど、派遣で入って、最近、正規にしてくれたのはいいのですが、月給20万円で時間外手当はなし。勤務は8時~20時で一日12時間も働き交通費もなし。しかも作業服は自己負担、という実態です。」とのひどい例もありました。
私の過去の経験では、ひどい職場は以前もあり
それが組合作りのきっかけにもなりましたが
数件の電話相談が、毎日毎日、通年的にくることはありませんでした。
いま、相談の圧倒的多数は個別相談ですが
権利侵害・生活破壊に悩み・模索する
労働者の信頼を獲得できる位置にある。
それが労働相談活動ではないのか
というのが私の率直な感想です。