神奈川労連

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2024年5月1日

傷跡ふかい能登の被災地

全労連が、能登震災の被災者支援ボランティアをスタートし、神奈川労連からも4月19日からの3日間に参加しました。

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道路と断水

1日目と2日目は、珠洲市と能登町の被災者宅へ。困難さを実感した1つは、道路の復旧がまだまだなこと。半島の奥の被災地にむかう幹線道路では大きく崩れた所が至る所にあり、ズレ落ちた自動車が放置されている場所も(写真参照)。一般道も被害を受けていますが、そこまで手が回らないというのが現実です。
被害が大きくボランティアを必要とする地域は、拠点のある羽咋(はくい)市から、片道2時間以上かかります。
もう1つは、珠洲市では断水が復旧していないこと。トイレの問題や清掃の水も使えません。

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被災者の体験

珠洲市の被災者宅は、テレビで何度も放映された市中心部のもっとも海に近い場所。津波によって浸水し、畳や使えなくなった家電などを運び出し、集積場に運びます。被災者は「車も津波でぐるぐる回りながら持っていかれた」と当時を振り返ります。
集積場(写真)も3月から設置されたそうで、片づけすらこれからという感じです。
能登町の被災者は、「家の一本柱が歪んでしまった。震災直後は10日ほど車中泊。トイレは雪の積もった田んぼで」と話してくれました。
3日目は、輪島を視察。倒壊したビルや家などはそのまま。火災現場も被災当初のままと感じられました。同時に、鯉のぼりがたなびいているのを目にし、「ここで生きていく」住民たちの意志が感じられました。
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