神奈川労連・神奈川国民春闘共闘会議は、2015国民春闘スローガン『春闘だからこそ、みんなが行動し、生活改善できる賃金引上げを勝ち取ろう!要求実現に向け県知事選挙・統一地方選挙に勝利しよう』のもと、3月12日の「国民春闘全国統一行動」、3月13日の「重税反対全国統一行動」を軸に、すべての職場と地域で立ち上がろうと行動を展開しています。
賃金引上げ、要求実現にむけた産別統一行動としては、「5コースに分かれて35職場への経営事前申入れ・職場激励行動、約120人が結集した決起集会」(全労連・全国一般)、「2コースでの要求提出行動」(医労連)、「回答確約行動、ストライキ職場激励行動」(JMIU)、「集団交渉、港アンケート活動」(港湾労組)、「大手ゼネコンとの対角線交渉」(建設労連)。職場要求アンケート活動として、通信労組は「社宅訪問」、電機情報ユニオンはアンケート結果を大企業門前23カ所で5000枚以上配布、ユーコープ労組では要求前進と組織拡大を組み合わせた宣伝など多彩な行動を展開しました。
各地域組織も、大企業要請や門前宣伝、春闘学習会、駅頭・繁華街宣伝、職場訪問、自治体要請など、「賃金引上げ、内部留保の活用、最低賃金引上げ」を中心課題にしたとりくみを実施。
賃上げ求めスト決行
全国統一回答指定日の翌日3月12日には、ストライキを背景に賃金引上げをもとめる統一行動を展開しました。建交労三昭運輸分会の24時間ストライキ、通信労組の始業時から10 時までの時限ストをはじめ、医労連や建交労、JMIUの経営者への要請行動や職場決起集会などが行われました。JMIUは3月5日にリレースト、郵政産業労働者ユニオンは3月16日に始業時ストに立ち上がりました。
生活に重くのしかかる「重税」に対する行動として3月13日、県内18カ所で約4000人が集会や税務署への集団申告・デモ行進に参加しました。地域労連などでは「重税反対行動」に呼応して駅頭宣伝や自治体・労基署・職安への要請、商工会議所との懇談、繁華街や団地宣伝行動をとりくみました。
3月22日には交運共闘が賃金引上げなどを求めてトラックやタクシーなど70台近くで山下公園から横浜駅を往復する「自動車パレード」をとりくみました。
いずれの行動も、生活悪化に対する職場と地域から大幅賃上げを求め、「増税ヤメロ」と「低額回答」は許さないという怒りの総結集でした。
これから春闘は後半戦に突入します。賃金引上げを求めて各職場・地域で国民的課題と一体となって粘り強くたたかいぬきましょう