神奈川労連

憲法を職場と暮らしに活かそう!あなたも労働組合へ!
トピックス

2022年2月8日

22国民春闘「対話を広げ要求実現を」

 大幅賃上げ・底上げなどを中心に、要求実現をめざす22国民春闘が始まっています。神奈川労連は1月の評議員会で春闘方針を決定しました。中央での日本経団連に対する行動や、地域での労働組合を知らせ「ともに闘うこと」を呼びかける宣伝もとりくみがスタートしています。

「赤旗開き」講演

 評議員会の前段に「22年赤旗開き」を開催し、神奈川労連初代事務局長の高橋さんが「全労連・神奈川労連の結成と地域労連の役割」と題して講演。

 戦前からの神奈川における先進的な労働運動を概括したうえで、1980年代からの労働組合の右翼的再編の動きにもいち早く抗して、民主的労働運動を進めてきた神奈川の労働運動のとりくみを紹介しました。そして、中立労組であった建設労連も含めて、「資本からの独立」、「政党からの独立」、「一致する要求での団結を大切に」の3つの目標を掲げて、全労連・神奈川労連の結成に至ったことや、組織のあり方として産別と地域を対等平等とする原則を確立するうえで、どのような議論が行われたかを紹介し、「地域組織とは何か」を明らかにしました。

 最後に、「本日の評議員会も含めて、労働運動を発展させるために、地域組織の確立強化について議論を深めてほしい」と呼びかけました。

労働者の賃金が低い

 評議員会の主催者あいさつで住谷議長は、自らの年末年始のとりくみに触れながら、コロナ禍において困窮状況が進行していることを告発し、労働組合としてのとりくみを進める必要性を強調しました。

 山田事務局長が、1号議案「秋から年末の運動のまとめ」、2号議案「神奈川労連22国民春闘方針案」、5号議案「幹事の交代について」を提案、神田事務局次長が「第一四半期決算報告」、笠原監査が「会計監査報告」を行いました。

377-01

 春闘方針案では、「日本の労働者の賃金が低い」ことを確認したうえで、職場・組合員の「あきらめ感」を払しょくしながら大幅賃上げをめざすことや、対話を重視しながら組織拡大をとりくむこと、地域と産別が協力して「変えるリーフ」の配布行動にとりくみ拡大強化の契機とすることなどを提起しました。

方針を補強する発言

 討論では、11人が発言しました。

 「地域組織との共同で組織の拡大強化が進んでいる」(医労連)、「フリーランスの組織化にむけて労働保険事務組合を立ち上げたい」(相模労連)、「春闘方針にもジェンダー平等の視点を」(女性センター)、「仲間づくり月間全体ではマイナスだったが、12月は53人の純増とがんばった」(年金者組合)、「83%の未組織労働者は、自己責任で追いつめられている。地域組織がどう打って出るか問われている」(横浜労連)、「現場の実態を団交で訴えて、均等待遇の回答を引き出した」(生協労連)、「拡大で訪問して対話すると感謝され、対面の重要性が明らかになった」(建設労連)など、秋年の闘いの教訓・成果に基づき、春闘方針が補強されました。

377-03

 山田事務局長が討論のまとめを行い、評議員の拍手によってすべての議案が確認・決定され、終了しました。

「変えるリーフ」配布行動

 春闘の具体的行動として、方針でも強調した「変えるリーフ」の配布行動が始まっています。1月23日には湘南と横三地域で実施。湘南では15人(+子ども3人)が参加し配布を実施。「行動の趣旨を話したところ、快く受けとってもらえた」などが報告され、4500枚超を配布しました。横三では8人が参加し久里浜地域に配布。第2弾・第3弾も計画され、また参加した自交総連の仲間が「タクシー労働者にも配ろう」と行動が広がっています。

377-02

 今後も各地域での配布行動が計画されています。コロナ禍で大規模に集まることは難しい状況ですが、「やれること」の一つとして多くの仲間が配布行動に参加することを呼びかけます。

 1月13日には、国民春闘共闘委員会主催で「春闘闘争宣言行動」がとりくまれ、厚生労働省前集会、丸の内デモ、日本経団連包囲が行われました。経団連前では、賃金を引き上げるために役割を果たすことを求め、民間や公務の仲間が次々と訴え、「内部留保を賃金に回せ」などシュプレヒコールを響かせました。

各地域の「変えるリーフ」配布行動予定

  • 鶴見地域   2月5日(土)14:00
    区労連事務所集合
  • 横浜南部地域 2月6日(日)10:00
    土建南横浜支部事務所
  • 横浜北部地域 2月20日(日)10:00
    建設横浜港北支部事務所

※上記以外の地域も計画中です。決まり次第周知します。

新着情報

過去記事一覧

PAGE TOP