神奈川労連

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2021年9月3日

『市民と野党の共闘』で山中竹春横浜市長が誕生 『カジノ阻止』の要求実現へ

8月22日投票で行われた横浜市長選挙において、神奈川労連が支援した『山中竹春』氏が50万6392票(得票率33・59%)を獲得し、当選しました。

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 神奈川労連は、①私たちがとりくんできたカジノ誘致阻止の運動とともに闘うこと、②市民と野党の共闘の立場で闘うこと、の2つの基準から山中竹春氏の支援を決定し、労働組合の要求を自ら勝ちとる立場で選挙に主体的にとりくむことを構成組織や組合員に呼びかけ、とりくみを進めました。

私たちが勝ちとった

 選挙は、現職市長や現職閣僚など8人が立候補し、うち6人が「カジノ誘致反対」を表明する状況となりました。

 私たちがとりくんだ住民投票条例制定署名運動が、「カジノ」を市長選挙の鮮明な争点に押し上げ、私たちとともに闘う山中氏に市民の信頼と支持が寄せられ結果となり、まさに共同を広げた運動によって私たち自らが勝ちとった勝利といえます。

 争点が鮮明になり市民の関心も高まって、投票率が前回の37・21%を上回り49・05%となったことも重要です。「政治は変わらない」と投票率が低下する傾向があり、それが自公政権の延命につながってきました。政治への関心を高め、投票率を上げることが民主的な社会や労働者の要求を実現する確かな一歩になることを実証したものです。

「ビラまき楽しい」

 各組合や組合員も勝利にむけて様々な行動をとりくみました。神奈川土建や建設横浜では、組合員訪問や電話で支援の訴え、保育職場では理事者と共同して、保護者にもチラシを配布して支援をお願いしました。いくつかの横浜の地域組織では職場オルグを実施し、対話しながら職場でのとりくみを呼びかけました。

 組合員有志は、連日の「おかえりなさい宣伝」を実施。最終の土曜日には商店会をめぐってアピールしました。多くの市民から「入れてきたよ」、「ご苦労様」とかつてないほど声を掛けられ、ベテランの参加者は「こんなに受けとりの良い選挙は初めて」と感想を述べ、初めての参加者は「ビラまき楽しい」。投票日にむけて「あ、山中さん〇〇駅でも見ましたよ!」と知名度がぐんぐん上がってくことを実感する選挙となりました。

 山中新市長が誕生しましたが、横浜市議会の多数派は自民・公明が握っており、労働者の要求を実現していくためには、これからの運動が重要です。勝利した結果を、要求実現の成果に結実させていくために、横浜市政に対する要求運動を強めていきましょう。

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