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2021年8月2日

「真剣に考え議論した」女性のはたらき方カフェ

37人が参加

昨年は開催を見送った「女性のはたらき方カフェ」を、「今年はやろう!」と、しっかり感染予防対策をして、7月19日に平和と労働会館で開催しました。参加者はリアルとリモート合わせて37人。

 会場では、1960年からの「働く女性のあゆみ」(編集・厚生労働省)をパネル展示し、明治時代から現代までの女性労働者の変化をたどった「働く女性のあゆみ」の動画も上映しました。

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 今回のメインスピーカーは名城大学の蓑輪明子・准教授で、「ジェンダー視点からみるコロナ禍の労働」と題して、リモートで講演いただきました。資料を共有しながら、コロナ禍で生じた様々な現象が、女性にいかに大きな負担を強い、行動を縛っているかをわかりやすく学ぶことができました。

現場からの報告

 続いて、現場からの報告がありました。一つ目は、ハローワークの窓口で利用者に職業を斡旋しながら、自らの雇用契約が切られるのではないかという不安を抱えているという国の雇用政策の改善を求める非正規公務職場からの報告。続いては労働相談からで、コロナ禍で職場が一方的に閉鎖されたなかでも、仲間と一緒に立ち上がって労働組合に加盟し、経営者責任を追及して成果をあげた元気の出る報告。3つ目は、コロナ禍での食糧支援を通して見えた過酷な貧困状況の報告でした。

 オンライン参加の方も含めて5つのグループに分かれての分散会では、一人ひとりがコロナ禍での生活や仕事の変化などを、活発に意見交換しました。

 コロナ禍で明らかになった、深刻な状況下では常に弱者が大きなダメージを負い、ますます格差が拡大する現状。これを解消するには、まずは労働組合の存在を知ってもらい、みんなで考え一緒に行動することが必要です。人権さえ軽んじられる現在の状況を、正していかなければならないと実感しました。

 かなりの駆け足でしたが、参加者に渡されたラッピングしたお菓子と飲み物のことを忘れるほど、真剣に考え議論した2時間でした。「女性がほんとうに輝く日本」の実現はまだまだですが、課題に向き合うことで元気になれたと思います。

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