4月12日投票で神奈川県知事選挙が行われます。神奈川労連も参加する「平和で明るい神奈川県政をつくる会」は、岡本一さん(元神奈川労連副議長)を擁立し、県民にあたたかい県政の実現をめざすことを発表しました。神奈川労連は推薦を決定し、岡本県知事誕生のために全力でとりくみます。
戦争は許さない
岡本予定候補は終戦の年に中国で生まれ、親がたいへんな苦労をして帰国することができました。岡本さんは「自分の生い立ちからも決して戦争をしてはならない」と言います。
安倍政権が集団的自衛権行使で「戦争する国づくり」を進め、現知事も憲法改悪を容認する発言をしています。憲法9条を守り、核も基地もない平和な神奈川をめざす岡本知事が実現すれば、県民・国民の平和の願いを実現する大きな力になります。
憲法を全面的にいかす
岡本さんは、9条だけでなく憲法を全面的に県政にいかすとしています。特に、憲法25条の定める健康で文化的な最低限度の生活を県民誰もが送れること、27条に定められた勤労の権利が保障されることを重視しています。
岡本さんは、神奈川労連の役職員時代から労働者の雇用・権利を守るための、様々な政策立案を行い、実際の運動の先頭にも立ってきました。大企業の莫大な内部留保を活用し労働者の賃上げをめざすこと、最低賃金額を生活保護水準を上回るようにすることなど、当時としては先進的な提言を行い、今では多くの労働組合が主張し、政府財界さえも認めざるを得ない状況をつくりだしています。また、「リストラ規制条例」を提案し大きく運動を広げ、リストラと正面から闘ってきました。
労働者のための施策はいろいろできる
現知事は労働行政をどんどん縮小してきました。岡本さんは「県がその気になれば、労働者のための施策をいろいろ実現することができる」と言います。
具体的に提案しているのが、公契約条例を制定して県内労働者の賃金引上げをはかること、雇用と権利を守るための条例をつくることです。公契約条例では、県発注の委託業務で働く労働者の賃金下限額を1000円以上にして官製ワーキングプアをなくし、これを中小企業支援とあわせて民間にも広げ、県内の事実上の最低賃金水準にすることを提案しています。実現すれば100万人を超える労働者の賃上げに結びつきます。
また、ディーセントワーク条例やブラック企業規制条例を制定して、リストラ規制や労働時間の短縮、若者の使い捨てを許さない県政の実現をめざしています。
要求を持ち寄って県政転換
県政を変える主役は私たち一人ひとりです。県知事選挙は、私たち労働者・住民の要求を実現する絶好のチャンスです。職場・地域の要求を持ち寄り、対話を広げ、県知事選挙にとりくみましょう。
岡本 一 プロフィール
1945年、中国・鞍山市生まれ。69歳/70年4月 東京大学工学部冶金学科卒業/同4月、日本冶金工業(株)入社/77年、同社退職/80年、かながわ総合科学研究所設立に参加。主任研究員、副理事長など歴任/89年、神奈川県労働組合総連合結成に参加。事務局次長、副議長など歴任/2005年、09年、「民主市政の会」より川崎市長選挙に立候補/現在、NPO法人・かながわ総合政策研究センター理事。医療法人監事。平和で明るい神奈川県政をつくる会代表委員。
岡本一 | 2015年神奈川県知事選挙 http://www.akarui-kanagawa.jp/
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「明るい県政の会」基本政策
- 医療・介護、子育て・教育など、だれもが安心して暮らせる明るいまち、神奈川を
- 人間らしく働ける雇用環境と中小企業振興を最優先した経済活性化、大型開発より地域循環型の公共事業政策に
- 「原発ゼロ」と再生エネルギー普及、住環境と防災を優先した安全安心のまちづくり
- 女性がいきいきと輝く男女平等のまち、神奈川を
- 安倍政権の暴走をストップし、核も基地もない神奈川を、憲法9条を守り世界に発信