働く女性の神奈川県集会が10月5日に開催され、約100人が参加しました。
女性の労働問題、特にアジアの女性労働運動に長年かかわってきた、CAW(カウ)ネットジャパン元代表の広木道子さんが講演。日本のジェンダー平等指数が世界136か国中105位で、同じアジアのフィリピン(5位)やモンゴル(33位)と比べても極めて低い現状を報告。管理職の女性比率も11・1%と低く、「恥ずべき数字だ」と指摘しました。
そして、「安倍政権の施策で女性は輝けるのか?」と問題提起し、「安倍政権の言う『女性の活躍』は、労働者派遣法の改悪や残業代ゼロなど労働法制の改悪と一体となっており、財界のために安い労働力として女性を使おうという狙い」と厳しく批判。本当に女性が輝けるために、①雇用の募集・採用から定年・退職・解雇まであらゆるステージで女性の待遇改善をはかる、②労働時間を短縮し、男女の賃金格差を改善、③均等法を改正してポジティブ・アクションの義務付け明記、などを提起しました。
講演後に分散会と分科会に分かれ、働き続けるための「ワイワイトーク」で働き方や職場の交流をしたり、弁護士さんの助言を受けた「働くための基礎知識」やブラックワークへの対処などを学びました。